家族で暮らすご家庭では、エアコンの電気代が家計に占める割合も大きくなりがちです。しかし、ちょっとした工夫で今日からエアコンの消費電力をグッと抑えることができます。本記事では、経済産業省や電力会社の公式情報をもとに、ファミリー世帯におすすめの節電テクニック7つと、逆効果になってしまうNGな使い方を紹介します。毎日の心がけで電気代節約と快適さを両立しましょう。
エアコン使用時は、まず設定温度の見直しが効果的です。冷房時は室温目安を28℃程度に設定し、暖房時は20℃程度を目安にしましょう。環境省の試算によれば、夏の冷房設定温度を1℃上げるだけで消費電力を約13%削減できるとされています。たとえば冷房を27℃から28℃に設定すると、年間で約940円の電気代節約になる試算データもあります。設定温度を上げることで心配される快適性の低下も、扇風機やサーキュレーターの併用でカバーできます。お部屋の空気を循環させて体感温度を下げれば、28℃程度でも十分涼しく感じられます。家族がいる日中でも無理のない範囲で設定温度を見直し、快適さと節電のバランスを取りましょう。
エアコンの風量は「弱風」より自動運転に設定するのがおすすめです。一見すると常に微風・弱風の方が省エネに思えますが、実は風量を弱めすぎるとかえって逆効果となる場合があります。エアコンは室温を設定温度まで変える過程で最も電力を消費します。弱い風量のままだと設定温度に達するまでに時間がかかり、その間コンプレッサーが長時間稼働して電気代が増えてしまいます–。一方で「自動」にしておけば、冷房開始直後は自動で強風運転し室温を早く下げ、設定温度付近になれば自動で風量を絞ります。細かな風量調節の手間も省けて効率的なので、エアコンの風量設定は自動モードにして節電につなげましょう。
エアコン使用時は、頻繁な電源のオン・オフを避けることも大切です。部屋が冷えすぎたり暖まりすぎたりした際、つい電源を切ってしまいがちですが、すぐにまた付け直すような使い方はNGです。エアコンは起動時や設定温度まで一気に室温を変えるときに多くの電力を消費します。短時間でオン・オフを繰り返すと、その都度初期運転の負荷がかかり、結果的に電気消費が増えて電気代も高くなってしまいます。節電のコツは、エアコンを必要なときだけ効率よく使うことです。暑い日中は在室中つけっぱなしでも、家族全員が外出する際は必ず電源オフにする、といったメリハリをつけましょう。特に旅行などで長時間不在にする場合は主電源プラグまで抜いて待機電力もカットすれば万全です。短時間の外出なら温度設定を調整してつけっぱなしにする方が結果的に節電になるケースもあります。家族の生活パターンに合わせてタイマー機能も活用し、無駄な運転を徹底的に省きましょう。
エアコンの風向き設定も節電に効くポイントです。冷房時には吹き出す風をなるべく上向きか水平に設定し、暖房時には風向きを下向き(足元側)に設定すると効率よく室内全体の温度を調節できます。これは暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりやすい性質を利用したものです。夏の冷房で風向きを上向きにすれば冷たい空気が天井付近から部屋全体に循環し、床付近に冷気が滞留しにくくなります。逆に暖房時に下向きに送風すれば暖かい空気を足元まで押し下げ、部屋全体を効率よく暖められます。こうした送風のコントロールによって室内の温度ムラを減らせば、エアコンが過剰に稼働するのを防ぎ結果的に節電につながります。エアコンのリモコンで風向ルーバーを調整し、冷房・暖房それぞれ適した方向に設定しましょう。
エアコンのフィルター掃除は見落としがちですが、確実な節電策です。フィルターにホコリが目詰まりしていると、エアコンの吸い込みや吹き出し効率が悪化し余計な電力を使う原因になります。実際、フィルターを清掃するだけでエアコンの消費電力を節約でき、年間で約990円の電気代節約効果が見込めるというデータもあります。節電効果だけでなく冷暖房能力も維持できるため一石二鳥です。家庭でできるフィルター掃除としては、エアコンの前面パネルを開けてフィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取ったり水洗いしたりする方法があります。目安は2週間に1度程度のこまめな掃除ですが、難しければ少なくとも冷暖房シーズン前にフィルターをチェックしましょう。家族みんなで役割分担してエアコン掃除を習慣化すれば、家計にも優しく快適な空調を保てます。
エアコンの効きを良くするには、室内外への熱の出入りを抑える工夫も重要です。特に夏場は窓から入る強い日差しが室温上昇の大きな原因となります。窓にはカーテンやブラインドをかけ、日中はできるだけ閉めて日射を遮断しましょう。すだれやよしずを窓の外側に設置すれば、直射日光を遮りエアコンの負荷を軽減できます。窓ガラスに貼る断熱フィルム(遮熱シート)も有効で、窓から入る熱を遮断して室温上昇を防ぎます。逆にエアコン運転中に窓やドアを開けっぱなしにするのはNGです。外の熱い空気が入り込んで室温が上がり、設定温度に保つために余計な電力を消費してしまいます。また、エアコンの室外機の周囲もチェックしましょう。室外機周辺に物が置かれていたり直射日光が当たっていたりすると、放熱が妨げられて効率が下がります。室外機の前に障害物を置かないよう掃除し、可能なら日よけを設置して直射日光を避けてあげるだけでもエアコンの消費電力は減らせます。このように住宅の環境面を工夫することで、エアコンに頼りすぎず賢く冷暖房することができます。
エアコンのタイマー機能や省エネモードを活用することも、無駄な電力消費を防ぐ有効な手段です。就寝時など長時間つけっぱなしにしがちな場面では、入タイマー・切タイマーを使って適切にオンオフすると良いでしょう。例えば、寝入りばなだけ冷房し深夜に自動オフするよう設定すれば、朝までつけっぱなしにするより電気代を大幅に抑えられます。また、起床や帰宅の少し前に入タイマーで自動運転を開始すれば、必要以上に早くエアコンをつけておく無駄を省けます。タイマー設定でエアコンの稼働時間を1日1時間短縮できれば、それだけで年間約580円の電気代節約になる試算もあります。最近のエアコンには人感センサーや学習機能などで、人の不在時に自動で省エネ運転に切り替わるモデルもあります。ご家庭のエアコンに備わる節電機能やタイマーを積極的に使いこなして、必要なときに必要なだけ運転するスマートな使い方を心がけましょう。
最後に、節電のつもりが逆効果になるNGな使い方にも触れておきます。次のような行動に心当たりがあれば、今日から見直してみましょう。
以上、家族みんなで実践できる節電のコツとNG行動を紹介しました。Officialな情報源によればエアコン・冷蔵庫・照明で家庭の消費電力の半分以上を占めるとも言われています。エアコンの使い方を見直すことは電気代節約に直結します。ぜひ今日からできることから試してみてください。快適な室温を保ちながら、無理なく節電して夏も冬も乗り切りましょう!
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